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2012/02/02

機器管理体制の変更について

機器分析センター


    2011年度、大学執行部より「機器分析センターの管理・運用」について見直しを行うよう指示がありました。具体的には機器分析センター(以下、セン ター)より各装置室へ配分を行っている維持経費等の算出根拠の見直しを中心として、今後も本学の共同利用機器として適正に運用がされるよう求められまし た。
 センター長を中心としてセンタースタッフにより各装置室から現状の運用状況について聞き取りを行いました。大学執行部から指示された見直しに関わる維持 経費管理の他にも、老朽化による性能低下への手立てや更新の見通しが不明である、前任の管理者からの引き継ぎが不十分であった等の事情が見えてまいりまし た。
 現状の装置室体制について見直しを行い、機器についても整理を行う事を各管理者の意見集約を行ってきた結果、原則として以下の体制へ移行していく事をセ ンターより提案し概ね了解を得ております。
     (1)現在の機器室単位の管理・運用体制から機器単位の管理・運用体制へ移行する。
    (2)各機器を分散させることなく、グループ化とともに1か所に集中する。
    (3)料金徴収などを含む予算・決算並びに利用申し込みなどの事務をセンターが行う。
    (4)機器に対するオペレーターとして技術部職員等を配置する。
    (5)センターが管理・運営する機器の選定等はセンター内に委員会を設けて行う。

 機器の整理については、老朽化が著しく利用者が事実上不在となっている、基本的に管理者以外の利用者が居ない、計測分野の試験機である、などの機器につ いてはセンター管理の機器群からは除く事といたしました。
 機器の集約化については、これまで共同利用でありながら研究室に設置されていた機器も多く、センターとしてスペースを確保する事を進め、研究室の負担と ならないよう検討していきます。
 利用料金の徴収については、課金単位や単価などの料金体系の整理を行い、センターにて事務をおこなうようにいたします。
 オペレーターの配置については、管理者の負担を軽減し機器の利用促進を図るよう技術部と協議を行っています。
 現状では様々な経緯でセンター管理となっている機器が多数ですが、より多く利用をして戴く事や本学の教育・研究上必要な共同利用機器として学内の意見を 取り入れ、機器の更新や新規取得について検討を行う必要があることから、委員会を設けて議論を行い審議して戴く事とします。
 このような方向へ進むため、これまでの装置室単位での管理体制から機器を大きく3つのグループに再編し、基本的にセンターが直接管理できるような体制へ 進めていきます。
 センター機器はTEM、SEM、XMAなどを中核にした7機器にて「表面・分析評価」、XRD、NMR、MPMSなどの6機器にて「物性評価」、 MALDI、LC-MS、Ge-γ線分析装置などの8機器にて「バイオ・環境評価」の3グループに分類いたしました。
 全ての具体化には未だ検討事項が山積していますが、各グループには技術部の協力を得ながら日常の運用・管理を行えるように必要な技術を習得し技術職員を 配置して戴きます。あわせて機器の集約化や料金体系・徴収体制を確立していくなどのセンターの進む方向を提示いたしました。今後も機器分析センターへのご 協力とご理解をくださいますようよろしくお願いいたします。
 なお、センターの管理対象外となる機器については、これまで共同利用としてご尽力いただいた経緯を検討し、当面は臨時の修理費用などについてはセンター を経由して予算要求が可能となる道を残しました。

 学内にはセンター機器以外にも、研究グループで所有し限定的ではあるものの複数の利用者で運用されている機器・装置・計測器や試験機が多々あります。こ うした機器類へも必要な維持経費などを要求し配分可能なシステムの構築も求められます。
 本学の教育・研究の推進のためには、教育へ積極的に利用可能な汎用性のある機器・装置と研究用途として利用分野が限られる機器・装置など、より多くの機 器がより多くの利用者に使用される場所が機器分析センターの本来の姿かもしれません。また、技術的要素を取り入れ複合的な支援組織の設立も大学執行部にご 検討いただきたいと思います。